お洒落の基本、パンツの丈に気を使いましょう
見た目の印象を左右する最も効果的なテクニックの一つ目は、「パンツの丈」です。
スーツのスラックス、ジーンズ、チノパンなど、基本的にスカートを履くことがない
男性にとっては、パンツの履き方次第で、全体の印象が大きく変わります。
綺麗に見せる要素
パンツ(脚)を綺麗に見せる為には以下要素があります。
・パンツ自体のシルエット(形)
・サイズが合っているか
・自身の体型(お尻からふくらはぎにかけて)との関係
が有りますが、最も重要なのは「丈」です。
シルエットや体型補正については、また別の機会にお話ししますが、「丈」については
今お持ちのパンツを直すだけで効果大なので、一番最初にお話しさせて頂くことにしました
大抵の方々は、「長過ぎる」のです。
確かに、かかとを引きずる位、長く履くのがカッコイイ時代もありました。
長めのチノパンに、ワークブーツを合わせ、かかとがすり切れる様に履いているのがワイルドで
カッコイイという時代ですね。
しかし、それは私が高校生〜大学生の時の話です。
それと同じ格好をしている方がそんなにいるわけでは有りませんが、街中で見ていると、
もう少し短くすれば足が綺麗に見えるのになぁという人が、全体の7割は占めています
(あくまで私の感覚です・・)
どれくらいの長さが良いのか
さて、じゃあどの位の長さが良いのかですが、最初に答えを言ってしまいます。
パンツの丈を表す言い方として、「クッション」という表現を使います。
靴にどれ位パンツの裾が掛かるかですが、お店でパンツを購入した時に(特にスーツの場合)
店員の方が使っているのを聞いた事があると思います。
・スーツのスラックス:ハーフクッション〜ノークッション ・チノパン: ノークッション ・ジーンズ: ノークッション ー2センチ程度 ※クッションの意味が分からない方はコメント欄に質問をお願いします
要するに、脚元をたるませるのはNGという事です。
筆者はスーツもノークッションなので、靴には一切かからない長さにしていますが
抵抗がある方は、ハーフクッションからでも良いでしょう。
では、違いを写真で見てみましょう。
まずは、ジーンズにスニーカーを合わせた場合です。
下の写真はスキニージーンズという裾幅がかなり細目のもので、ジャストサイズ(ノークッション)
よりは、さらにそこから2センチほど上げて、足首をチラ見せする位が軽快感が出てお洒落に見えます
次はスーツのスラックスです。
こちらはノークッションで、足首をそこまで見せないギリギリのところを狙います。
一昔前まではワンクッションで、靴の上でちょっと弛ませる位が良いとされていましたが
最近は細身のスーツが主流で、裾幅も細いので弛ませずに、パンツのシルエットが綺麗に出る様に
します。
次はチノパンです。
写真の様に、細身のチノパンを履いた場合はジーンズ同様に、足首を見せるくらい
短めにしましょう。ロールアップでも構いません。
裾幅に注意
ここまで丈の話だけしてきましたが、実は裾幅とのバランスが非常に重要になってきます。
上の写真のパンツはどれも、細身のもので、裾幅は以下の様になってます。
- スキニージーンズ:15.5cm
- スラックス:17.5cm
- チノパン:17cm
お持ちのパンツの裾幅が18センチ以上ある場合は、ノークッションではなくハーフクッションまでに留めましょう。
もしくは、丈を短くする際に合わせて裾幅も狭くするという手もあります。
その場合は太もも周りとのバランスも関係してくるので、スーツを扱っているセレクトショップで店員さんに相談しましょう。
直しに行きましょう
パンツの丈の直し方について、先ずは「どこで?」ですが、
「どこで買ったか忘れた」「ネットで購入したもので、実店舗が近くに無い」等の場合は、街の洋服お直し屋さんとなりますが少々割高です。
- 購入したお店(〜1000円)
- 「マジックミシン」に代表される街のお直し屋(1000〜2000円程度)
直す際は、以下の点に注意しましょう
- そのパンツを履く時に合わせたい靴を必ず履いていきましょう。
- ノークッション、ハーフクッションにも好みのバランスがあり、
- 店員さんは失敗するのが怖いので、最初は多少長めに合わせます
(臆せず、「もう少し短めで」と伝えましょう) - 意外と左右で足の長さが違うものなので、必ず両足合わせましょう
(筆者は0.5センチ違います) - 丁寧な店員さんは、針留めしたパンツの股下長さを測ってくれますので、値を覚えておくとその後も別のパンツで丈を直す時に参考になります。
(パンツの形状によるので必ずしも同じではありませんが)
如何でしょうか?そこまで細かくしなくても・・と思われるかもしれませんが、
それ位男性のパンツの丈は繊細で、意外と印象が変わるものなのです。
丈の長さをどうしようかといつも悩んでいたので、非常に参考になりました。