INCOTEXのスラックスでお洒落人の仲間入りしましょう!

スラックスとは、スーツのパンツの事を言ったり、ジャケットと合わせるグレーのパンツの事をイメージされると思いますが、今回は後者のジャケットに合わせるパンツのお話、INCOTEXを持っていないなら、先ずはINCOTEXを買いましょう!というお話です。

INCOTEXとは

INCOTEXという名前を聞いて、すぐに分かる人はお洒落な人。分からない人は洋服に興味がない人。

そう言っても過言ではありません。メンズファッション、特にドレススタイルを語る上ではこのブランドは外せません。

INCOTEXは、1951年にイタリアのヴェネチアで誕生したパンツ専業メーカーです。今はSlow Wearグループの中心的ブランドであり、冒頭に申し上げたグレーのウールスラックスを筆頭に、その他カラー展開、チノパンやデニムパンツも展開されています。

価格帯ははっきり言って高いです。年々値段は高騰しており、今やグレーのウールスラックスで3万5千円程度します。BEAMS、SHIPS、UNITED ARROWSなどのセレクトショップや、伊勢丹、三越などの百貨店でも購入することが出来ますが、やはり若い人向けというよりは我々オヤジ向けの紳士アイテムです。

定価で購入出来る余裕があれば、タックの有無や色・柄など豊富なバリエーションから選択することが出来ますが、中々最初からスラックス一本に4万円近く掛けるというのに抵抗がある方も多いと思います。その場合は上記セレクトショップのセール時期を狙いましょう。30〜40%OFFで購入することが出来ます。ただし、46(Mサイズ相当)や48(Lサイズ)などはすぐに売り切れてしまいますので、セール初日に駆け込むことをお薦めします。

何がそんなに良いの?

そんなに高くても、INCOTEXをお薦めする1番の理由は、「パンツのシルエット」です。そもそもイタリアのパンツは足が綺麗に見えるように作られているものが殆どですが、

INCOTEXは日本人の体型に合わせて開発された「日本人専用モデル」があります。

もちろん日本人全員に合うというわけではなく、欧米人の様な体型の方には通常のグローバルモデルでも良いと思いますが、とにかく足が綺麗に見えます。

以下はINCOTEXのオフィシャル画像です。外人モデルさんではありますが、太腿周りは適度にゆとりがあり、裾にかけて綺麗にテーパード(細くなっていく)してる感じが分かると思います。

最初に買うべきは

私も最初にINCOTEXを購入した時は、あまりの綺麗さにかなりヘビロテした記憶があります。また、シルエットのみならず生地もちょっと光沢があり、シワになりにくい素材の為、ある程度椅子に座って仕事をしていても、膝裏がシワだらけになったりする事なく、綺麗なシルエットを保ちますので、分かる人が見ると明らかに安いスラックスとは違い高級感があります。

高価な品物ですが、特に定番のグレーのウールスラックスは、ビジネスシーンでネイビージャケットと合わせるだけではなく、カジュアルな装いにおいても大活躍するアイテムなので、一本持って置いて間違いはありません!私は春夏用と冬用のフランネル素材(起毛素材)のものをそれぞれ所有しています。

先ずは購入してみようと思った方は、

  • 色:ミディアムグレー(濃いグレーと薄いグレーの中間。。そのまんまですが)
  • 素材:トロピカルウール
  • 形:ベルトループ付き、ワンタック(サイドアジャスターというベルト無しで履くタイプのものもありますが、お洒落初心者向きではありませんので、ベルト付きのものにしましょう。またタックは今はワンタックがトレンドなので、ワンタックがお薦めです)

他にもイタリア製の素晴らしいスラックスがありますが、先ずはINCOTEXでイタリアパンツの世界に浸ってみましょう!